​物心ついた時から、「自分の部屋」への憧れを募らせる夢想家でした。今思い返しても、子供ながらに家のあちこちに手をかけていた記憶ばかり蘇ります。

​

そんな私が辿り着いたのが今の仕事です。あの頃の想いが、今のこの仕事に繋がっていくことになろうとは、当時は思いもよりませんでした。現在の私の毎日は、あの頃のまま。自分自身がいかに心地良く暮らせるかを模索、研究する日々です。

​

仕事では、これまで2000件以上の住まいづくりに関わらせて頂いてきましたが、出会いの数だけ、暮らし方、生き方がありました。中には、ライフステージの変化の都度ご相談を頂きながら、住まいを育てるようにお付き合いをさせていただいているお客様も。

豊かな暮らしのインテリアとは、モデルルームのような隙のない空間作りではありません。その人の暮らしに本当に大切なことはなにか。​それをお伺いし、形にしていく。インテリアデザインのその先にある、人生を豊かにするお手伝いをすることが私の使命だと感じています。

​インテリアを整えることは、暮らしを整えること。暮らしを整えるということは、生き方を整えるということ。

お客様ひとりひとりの人生を豊かにするお手伝いを意識し、毎日の暮らしに愛着もち、住まう人の個性と体温ある空間を提案することが私の仕事だと思っています。